じゃがいもは初めてでも簡単に育てられます。家庭菜園を始めた初心者の方は、まずはじゃがいも作りから試してはどうでしょう?
畑で栽培されることが多いじゃがいもですが、培養土袋や麻袋、プランターを使ってでも栽培することができます。
ここでは畑を使ったじゃがいもの栽培方法・育て方を実際の写真付きで教えます。
じゃがいもの植え付け時期
じゃがいもの植え付け時期は、春と秋の2回あります。
- 春植え:2月下旬~4月上旬 → 収穫時期は5月~6月。梅雨明け前には収穫しましょう!
- 秋植え:8月下旬~9月中旬 → 収穫時期は11月下旬~12月頃。雪が降る前に収穫しましょう!
春植えと秋植えでは植え方に少し違いがあります。
ここでは春植えの方法とポイント・コツをお伝えします。
事前準備
ポイント
- 日当たりの良い場所を選びましょう
日光を好みますので、日当たりの良い場所に植えてあげましょう。
- 連作障害に気をつけて!

同じ場所で同じ科の野菜を育て続けると、病気になったり、発育が悪くなったり、収穫量が減ってしまうなどの問題が起きてしまいます。これを連作障害と言います。
じゃがいもは連作を嫌う野菜です。
同じ場所に植えるには3~4年期間を開けるようにしましょう。

前に植えた野菜がじゃがいもでなければ大丈夫というわけではありません!
連作障害は同じ科の野菜で起きます。
じゃがいもはナス科なので、ナス科の野菜を植えていたのであれば、その場所は期間を開けるようにしましょう!
ポイントが分かったところで、準備に入ります。
畑の準備
畑は耕しておきます。通常なら植え付け前に石灰を撒くのですが、じゃがいもの植え付けには石灰を入れずに耕します。
植え付け1週間以上前(1~2週間前が目安)までに堆肥、腐葉土を撒いてよく耕しておきます。
水はけが悪いと種芋が腐ったり、根腐れを起こすことがあるため、高畝にします。
堆肥はホームセンターなどでも買えますが、近くに店がない、車を持っていないという方はネットでも購入できます。
他にも色々あります。
培養土などもネットで買えますので見てみて下さい。
種芋の準備
じゃがいもには色々種類があります。好きな物を選んで育てるといいですが、ここでポイント!

春に植えるじゃがいもと秋に植えるじゃがいもは種類が違います。
なので、春に植えるじゃがいもは春用のじゃがいもを植えましょう!
春に植えるじゃがいもの種類
- メークイン
- 男爵
- キタアカリ
- インカのめざめ
種芋は早くて12月下旬ごろから販売が始まりますが、寒すぎると種芋が腐って駄目になってしまうので、暖かくなる3月から購入するのがおススメです。
ホームセンターなどで購入できます。
ネットでも購入できます。
じゃがいも用の肥料・草木灰の準備
じゃがいもを植える時に撒くじゃがいもの肥料と種芋の切口につける草木灰も準備しておきましょう。
じゃがいも用の肥料
草木灰
草木灰は切り口につけるだけなので、それほど量はいりません。
植える前日に種芋を切っておく
大きい種芋は前日に切って乾かしておきます。
あまり長く乾かしすぎるとしなびてしまうので注意!
左側の大きな種芋を切ります。
芽が出ている場所を残して切ります。
切り口から腐るのを防ぐために切り口に草木灰をつけます。
乾かします。
これで準備は完了。
次はいよいよ植え付けです。
植え付け
さあ、いよいよ畑に植え付けます。
1.深さ10cmくらいの上溝を掘ります。
2.溝に種芋を30cmくらい間隔を開けて並べていきます。
間隔が30cmも取れなければ、足1個分ぐらいかそれよりも狭くても大丈夫です。
私はいつも自分の足を目安にして並べていってます。
ちなみに足、22cmもないです 😉
切り口を下に、芽が上になるように並べていきます。
3.並べたら肥料をじゃがいもに当たらないようにその周辺に撒きます。
4.土を被せて、鍬で土をトントンとします。
あまり強くやり過ぎず、軽くですよ。
これで植え付けは終わり!
あとは芽が出てくるのを待ちましょう!
じゃがいもの育て方【植え付け編】はここまで。
次の手順はこちらの記事を参考にして下さい。
初めてでもできる!じゃがいもの栽培方法・育て方のコツ【手入れ編】 | まろんfarm (maron-fa-r-m.com)