草の活用術|家庭菜園・ガーデニング・暮らしで役立つ再利用法
草=ただの雑草と思っていませんか?
実は、抜いた草や庭の刈草は、家庭菜園や暮らしの中で再利用できる万能資源です。
本記事では、草を堆肥・肥料・マルチング材・虫よけ・飼料などに活用する方法を、初心者にも分かりやすく解説します。
草を活用するメリット
草を捨てずに使うのはメリットが多いんです。
というより、メリットだらけ!
- ごみ削減とコストカット:処分やごみ袋代が減り、市販の肥料や資材を買う回数も減少。
- 土壌改善:分解されて有機物となり、土をふかふかにする。
- 環境にやさしい:化学肥料の使用量を減らし、循環型の暮らしを実現。
草の活用方法8選
① 草マルチで雑草防止&保湿
刈った草を畑やプランターの土の表面に敷くことで、乾燥防止・地温安定・雑草抑制が可能です。
1.刈った草を1〜2日天日干し
刈ったばかりの草は、まだ青々としていますが、そのまま干しておくと
こんな感じに枯れて、量も減ります。
2.これを株元や畝に敷く
※種や花が付いた草は繁殖の原因になるので避けましょう。

私はよく苗の根元に草マルチをしています。
こうすると夏場は乾燥防止&保湿、冬は保温になるんです!
② 草堆肥で土壌改良
草を積み重ね、米ぬかや落ち葉と混ぜて発酵させると、栄養豊富な堆肥ができます。
- 草を10〜15cmの厚さで積む
- 米ぬかや発酵促進剤を振りかける
- 水で湿らせる
- 土を被せて、また水をかける
- 黒のマルチシートを被せて発酵させる

夏だと発酵が早いので、1ヶ月くらいでできます!
③ 青刈り肥料(緑肥)
刈りたての草をそのまま土にすき込み、即効性のある肥料にします。
特にマメ科植物は窒素を多く含み、土壌の栄養補給に最適です。

インゲン、枝豆、絹さや・グリーンピースなどのエンドウ豆などの豆科は根に根粒菌を持っているので、根をそのまま土にすき込むことで土壌が豊かになります。
④ コンポスト資材として利用
生ゴミコンポストに乾いた草を混ぜると通気性が向上し、悪臭を防げます。
⑤ 虫よけ・忌避効果のある草
ヨモギ・ドクダミ・ミントなどの香りは害虫忌避に有効です。
株元に敷く、煮出してスプレーにするなどの方法があります。

お茶にもよく使われていますよね
⑥ 鶏やウサギなどの飼料
ヨモギやクローバーなど食べられる草は家畜や小動物のエサになります。
ただし毒草は与えないよう注意しましょう。
⑦ 防草シート代わりの厚敷き
草を厚く敷き詰めれば通路や果樹の根元の雑草防止になります。
分解が進むため定期的に補充しましょう。

草の分解が進むと量が減るので、その時はまた刈った草を積み上げて下さいね
⑧ 草灰の活用
枯れ草を燃やした灰はカリウム豊富な天然肥料。
酸性土壌の中和にも使えますが、アルカリ性が強いので少量にとどめましょう。

草木灰として資材としてよく売られています。
私はじゃがいも栽培の時に、切ったじゃがいもの切口に草木灰をつけて植えてます。
草活用の注意点
草を活用することはメリットが多いですが、注意しないといけないこともあります。
- 種や花が付いた草は繁殖リスクがある
- 農薬・除草剤がかかった草は使用しない
- 大量の草は腐敗や害虫の原因になる
- 草灰は使いすぎると植物に害を与える可能性がある
猛暑で野菜が弱ってしまうので、草が生えている方が、ある程度日よけになるかなと放置していたトンネル栽培 ↓ ↓
限度がありました・・・。
草の方が丈が長く、肝心の野菜に日が届かず、結果、小ぶりでした・・・(^^;

放置し過ぎてしまいました・・・。
せめて長いのはきちんと切るべきでしたね
まとめ
草は単なるごみではなく、堆肥・肥料・虫よけ・防草・飼料など、多くの役割を持つ貴重な資源です。
今日から捨てずに活用し、環境にもお財布にも優しい循環型の暮らしを始めてみませんか?
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