トマトやミニトマトの植え付け時期は4月~5月です。
この時期は、きゅうりやナス、ピーマンなど植える野菜がたくさんあります。
しかし、畑にも場所が限られてくるもの。
1つの畝に1つの野菜を植えると、他の野菜が植えられない・・・という問題も。
できれば、一緒の畝に植えられるのであれば植えて場所を確保したいですよね。
でも、トマトと他の野菜は一緒に植えても大丈夫なのでしょうか?
結論としては、一緒に植えても大丈夫な野菜もあるけど、相性が悪く一緒に植えない方が良い野菜もあります。
この記事では、
- トマトと一緒に植えると良い野菜
- トマトと一緒に植えない方がいい野菜
を詳しくお伝えしていきます。
トマトと一緒に植えると良い野菜
一緒に植えることで、互いの成長を促進したり、害虫を寄せ付けないようにするなど、互いに良い影響を及ぼし合う効果をもたらすことを「コンパニオンプランツ」といいます。
この「コンパニオンプランツ」を使って野菜を育てることで、農薬を使わないで育てることができたり、発育が良くなったりと場所の確保だけでなく多くのメリットがあります。
「コンパニオンプランツ」の効果が出る相性のいい野菜の組合せを何と一緒に植えるのか、野菜によって異なっています。
今回は、トマトと相性の良い野菜をご紹介します。
バジル
トマトのコンパニオンプランツの代表格がバジルです。
トマトとバジルを一緒に植えると、成長促進や病害虫予防の効果があります。
最高の相性と言われています。
バジルの独特の香りが虫除けにもなりますし、料理に一緒に使うこともできます。
ミント
よく歯磨きにも使われるミント。
ミントも独特の香りが虫除けになります。
紅茶などに入れて飲むのも美味しいですよね。
ミントは生命力が強く、とても育てやすいです。
1度ミントを購入すると、ずっと枯れては咲いてを繰り返してくれるので、ありがたいです。
ただし、ミントは、地植えはしない方がいいです。
生命力が強すぎて、畑を占領するぐらい繁殖してしまいます。
知り合いが、ミントを地植えしたばかりにで、抜いても抜いても生えてきて、畑を占領され、とても困っていると言ってました。
その話を聞いて、私は絶対地植えはするまいと心に誓ったほどでした。
ミントは鉢植えか何かに植えて、トマトの近くに置いておくという方法がおすすめです。
私はミントが大きくなったら株分けをして、違う鉢植えに分けておきます。
ミントはトマト以外にナスや枝豆とも相性が良く、虫除けになるので、株分けをしたミントを植えた鉢を他の野菜の傍においてます。
1度買うと結構大きく生長するので、小さめのミントを1個買うのがちょうどいいですよ!
ネギ・ニラ
ネギ類は基本的に相性が良い野菜が多いです。
ミントやバジルと同じように、ネギやニラもその匂いが害虫を遠ざけてくれます。
さらに、土壌病害を防いでくれる効果もあります。
ネギやニラの根に生育する菌が土壌病害を抑制してくれるので、根を近づけて植えると良いです。
ネギもニラも必要な分だけ切り取って食べれるので、植えておくと便利ですよ。
何年も楽しむことができます。
枝豆・インゲン
枝豆やインゲンなどの豆科も相性が良い野菜が多いです。
もちろんトマトとも相性が良く、成長を促進してくれます。
枝豆やインゲンは、トマトの成長に必要な栄養を供給してくれます。
ただし、一緒に植える時は株間を開けて植えましょう。
ニンニク
ニンニクはその強い匂いで害虫を遠ざけてくれます。
特にトマトの天敵であるアブラムシを寄せ付けないようにしてくれます。
少ないスペースで育てることができるので、おすすめです。
こうしてみ見ると、トマトと一緒に植えると良い野菜は、独特の香りが強い野菜が多いですね。
独特の香りが虫除けになるんです。
ちなみに、野菜ではないですが、マリーゴールドもトマトと一緒に植えて育てると害虫予防や根の病気にかかることを防いでくれます。
マリーゴールドは花ですが、トマトだけでなく、他の野菜全般と相性が良いです。
綺麗な花が咲くので、目の保養にもなりますよ。
トマトと一緒に植えてはいけない野菜
相性が良い野菜もあれば、相性が悪い野菜もあります。
トマトと相性の悪い野菜を植えてしまうと、互いの成長を阻害し、発育不良を起こしたり、病気にかかりやすくなってしまうので注意が必要です。
スペースを確保したいから一緒に植えたい気持ちは分かりますが、一緒に植えてはダメな野菜もあるので知っておきましょう。
ナス・ピーマン・じゃがいもなどのナス科
- ナス
- ピーマン
- じゃがいも
どれもトマトと同じぐらいの時期に植える野菜で、しかも初めてでも育てやすいので、栽培する人も多い野菜です。
しかし、どれもトマトと相性が悪いので一緒に植えないで下さい。
トマトはナス科です。
ナス科同士は相性が悪く、後作としても植えない方がいいです。
特にトマトは、ナス科の中でも最も生育の良い野菜で、栄養成分をトマトが独占してまうため、ナスやピーマンが育たなくなってしまいます。
きゅうり
きゅうりもこの時期に植える野菜ですね。
トマトと一緒に食べると美味しいのですが、育てるのは別々に育てましょう。
きゅうりもトマトも土壌病害を引き寄せてしまうため、共に生育が悪くなってしまうんです。
オクラ
オクラもトマトと一緒に食べると最高に美味しいです。
栽培時期も被ります。
ですが、オクラもトマトと一緒に育てない方が良い野菜です。
一緒に栽培すると栄養素の競合が起きて、生育不良を起こします。
食べると相性抜群なのに、一緒に育てるのは相性最悪という野菜が結構多いので、一緒に植えるときは、調べてから植えましょう。
私は毎回調べてから植えてます。
よく植える野菜は、植えても良い野菜と植えるとNGな野菜としてそれぞれ表などにしてメモをしていたりしてます。
次に植えるシーズンになると、どうだったっけ?と忘れちゃうんですよね。
曖昧な知識と記憶で植えてしまうと、せっかくの野菜が育たなかったら悲しいので、一緒に育てても大丈夫か、チェックしてます。
トマトと一緒に植えたら良いのはバジル
野菜って奥が深いなって思います。
一緒に料理して食べると相性が良いのに、一緒に育てると最悪とか。
同じ仲間なんだから、大丈夫そうなのに、競合を起こしてダメになるとか。
でも逆に、トマトと一緒に植えることで、害虫予防や成長を促進してくれる野菜もあります。
トマトと一緒に植えたら良い野菜ナンバー1は、バジル。
バジル自体も手間が掛からず、育てやすい野菜です。
トマトと一緒に育てることで、バジルの独特の香りが虫除けになってくれます。
さらに、バジルは水を好むので、適度な水分量を保ってくれます。
そのため、トマトが甘くなるというメリットもあります。
サラダなどにして一緒に食べると美味しいバジル。
トマトと一緒に何を植えたらいいのか迷っているなら、バジルを植えてみて!