きゅうりの苗の葉っぱが、気がついたらボロボロ。
穴だらけになっていました。
こうなってしまった場合、まずは原因を突き止めましょう。
このままだと、苗が育たず、枯れてしまうこともあるので、原因を突き止め、しっかりと対策を取ることを大切です。
この記事では、
- きゅうりの葉っぱが穴だらけになってしまう原因
- 被害を防ぐ方法
をお伝えしていきます。
きゅうりの葉っぱが穴だらけになるのは、ウリハムシが原因の可能性が高い
きゅうりの苗をよく見てみましょう。
葉っぱが穴だらけになっているので、虫が葉っぱを食べてしまったことが考えられます。
ウリハムシの可能性が高いですね。
ウリハムシは5月~8月の間に発生します。
表にいなくても、葉っぱの裏もよく見てみて下さい。
いました、黄土色をした虫がついていました。
これがウリハムシです。
きゅうりの葉っぱを食べる虫なので、このウリハムシが原因で、きゅうりの葉っぱがこんなにボロボロになってしまっています
きゅうりの苗がある程度大きくなっているならいいのですが、まだ幼い苗なら、生育が妨げられ、枯れてしまうこともあります。
ウリハムシを見つけたら駆除します。
手で取ったり、殺虫剤などを使ってウリハムシを駆除していきます。
次でお伝えする予防対策もしましょう。
きゅうりを害虫から守る予防対策
ウリハムシなど害虫からきゅうりを守るための予防対策を5つご紹介します。
「予防対策」
- 防虫ネットなどで覆う
- シルバーマルチシートを張る
- 虫除けスプレーの散布
- 砕いた牡蠣殻をまく
- 害虫対策となるコンパニオンプランツを植える
防虫ネットなどで覆う
防虫ネットなどできゅうりの苗を覆うことで、虫が入ってこないようにします。
不織布や寒冷紗を使ってもいいのですが、網目が細かく小さな虫でも入りにくいようにできているのは防虫ネットの方なので、小さな虫も入ってこないようにするには防虫ネットの方がおすすめです。
防虫ネットの方が不織布や寒冷紗よりも値段が高めになります。
きゅうりの苗が小さな間は、トンネル掛けにして覆ってもいいでしょう。
また、あんどんといって、使い終わった肥料の袋と支柱を使ってきゅうりの苗を囲むという方法でも害虫除けになります。
まだ寒い時期にきゅうりの苗を植えるときは、あんどんをしていると風除けにもなってくれますよ。
ただ、あんどんは防虫ネットよりも隙間があるので、虫が入りやすいです。
シルバーマルチシートを張る
虫は光るものが苦手です。
それを利用して、光を反射する物をきゅうりの苗に置いたりすると虫除けになります。
マルチシートというと黒をイメージすると思いますが、シルバーのマルチシートもあります。
シルバーが太陽光を反射するので、虫が近づきにくくなります。
マルチシートがない場合は、苗の数が少ないならアルミシートでも代用ができます。
他にもシルバーの光反射テープと支柱を使ってきゅうりの苗の周りを囲むという方法もあります。
虫除けスプレーの散布
虫除けスプレーも多く売られています。
殺虫剤もよく見かけますよね。
虫除けスプレーや殺虫剤も害虫対策に効果的です。
1番手っ取り早く、効果があるのは殺虫剤ですが、きゅうりの苗に散布することになるので、できるだけ殺虫剤を使いたくないという方も多いと思います。
でしたら、木酢液や手作りの虫除けスプレーを使いましょう。
虫除けスプレーは市販の物もありますが、家庭でよく使われている食材を使って自分で作ることもできます。
とても簡単にできますよ。
私は殺虫剤や農薬を使いたくないので、手作りの虫除けスプレーを使ってます。
私が使っている手作りの虫除けスプレーは、米酢を水で薄めたものです。
これに、さらに唐辛子やにんにくを入れて作る方法もあります。
虫除けスプレーは、殺虫効果はありませんが、独特の臭いで虫除けになってくれます。
殺虫剤や農薬を使いたくない場合は、木酢液や手作りの虫除けスプレーがおすすめですよ。
手作りの虫除けスプレーの作り方は、こちらの記事に書いてあるので参考にして下さい。
砕いた牡蠣殻をまく
牡蠣を食べて後に残る殻。
実は、この牡蠣殻は虫除け効果や土壌改良に使われる材料になることをご存じですか?
私もよく使っている有機石灰は、牡蠣殻が使われています。
牡蠣殻が入った石灰は、土壌改良にもなるので、他の石灰よりも価格は少し高めですが、土壌改良をしたい時によく使っています。
ちょっとかさばるゴミになっていた牡蠣殻って実は貴重で、家庭菜園をしている者にとってはありがたい存在なんです。
牡蠣殻付きの牡蠣を食べた場合は、ぜひその殻を取っておきましょう。
粉砕して粉々になった牡蠣殻をきゅうりの苗周辺に撒いておくと、肥料にもなるし、害虫予防にもなるのでおすすめです。
害虫対策となるコンパニオンプランツを植える
コンパニオンプランツとは、一緒に植えることで相互に成長を助けたり、病害虫予防になる関係の植物のことをいいます。
きゅうりなどのウリ科のコンパニオンプランツで害虫予防になるのは、ネギです。
ネギをきゅうりの近くに植えておくことで、ネギの独特の匂いが虫除けになってくれます。
ネギはとても育てやすく、1度植えると長く収穫ができるので、とてもおすすめですよ!
きゅうりの葉を穴だらけにするウリハムシの対策はしっかり行おう
きゅうりの病害虫はウリハムシ以外にも色々あります。
何が原因なのか、葉の状態で見極めましょう。
今回のように、きゅうりの葉っぱが穴だらけになるのは、葉を食べてしまうウリハムシが原因でした。
害虫被害で最も多く、5月~8月の間に発生するので、しっかりと対策を行いましょう。
「害虫対策」
- 防虫ネットなどで覆う
- シルバーマルチシートを張る
- 虫除けスプレーの散布
- 砕いた牡蠣殻をまく
- 害虫対策となるコンパニオンプランツを植える
きゅうりのコンパニオンプランツは、ネギです。
ネギの独特の匂いが虫除けになります。
ネギを近くに一緒に植えてますが、完全に防げるわけではないので、併用するのがいいです。
私はネギを近くに植えて、手作りの虫除けスプレーの散布とアルミシートを苗の近くに敷いてます。
害虫予防をしっかりしないと、せっかくの苗が枯れてしまうこともあるので、この記事で書いた対策を参考にしながら、やっていって下さいね。