ピーマンを育てていたら、実の1つが赤くなっていた。
という経験ありませんか?
他のピーマンは緑色なのに、1個だけ赤くなっている。
これって腐ってしまったからなのか・・・。
初めてピーマンを育てていて、赤ピーマンになってしまった時はそう思っていました。
せっかく育てて実が大きくなってきていたのに・・・と落ち込んだこともあります。
ですが、これ、腐っているわけではないんです!
この記事では、
- ピーマンが何故赤くなってしまったのか
- 食べれるのか
詳しく解説していきます。
ピーマンが赤くなってしまった理由は成熟したから
ピーマンが赤くなってしまった理由はいくつかありますが、代表的な理由は3つです。
1.成熟した
ピーマンは熟すと色が変化し、緑から赤に変わります。
成熟したピーマンは種子の形成や種の拡散のために赤くなることがあります。
ピーマンが赤くなってしまった理由で最も多いのがこれ、成熟したから。
私達が食べている緑色のピーマンは、まだ成熟していない、未熟なピーマンだったんです。
2.品種
緑色から赤色に変化する品種のピーマンもあります。
赤ピーマンの品種の苗を買って植えたのであれば、赤くなるのは普通です。
3.環境要因
ピーマンの色は、環境によっても影響を受けることがあります。
例えば、日光の強さや温度の変化、栽培方法の違いなどがピーマンの色に影響を与えることがあります。
ピーマンは通常未熟な状態、つまり緑色の時に収穫するのが一般的です。
赤くなってしまったピーマンは、収穫のタイミングを逃し、成熟してしまったピーマンということです。
ピーマンの一部だけでなく、完全に赤くなったピーマンは完熟した状態です。
赤くなったピーマンは風味だけでなく、保存性も低下してしまうので、赤くなる前にピーマンを収穫しておきましょう。
ピーマンが赤くなってもちゃんと食べられる
スーパーで売られているピーマンはほとんど緑色なので、赤くなったピーマンは食べられないと思うかもしれませんが、ちゃんと食べられます!
収穫時期が遅れて成熟しただけなので、腐っているわけではありません。
ピーマンの苦味が苦手な人にとっては、赤くなったピーマンの方が食べやすいかもしれません。
ピーマンは独特の苦みがある意味売りですよね。
でもその苦味が苦手で、ピーマンが嫌いな人も多いです。
赤くなったピーマンは甘みが増し、風味が豊かになることもあります。
果物でも熟す前はすっぱかったり、苦かったりしますが、熟すと甘みが増して美味しくなります。
それと同じで、赤くなったピーマンは熟した状態なので、甘みが増すのです。
ピーマンの苦味が苦手でも、赤くなったピーマンなら食べられるかもしれません。
赤くなったピーマンは成熟した状態なので、甘みが増すことがほとんどですが、逆に苦味も増すことがあります。
全ての赤ピーマンが甘味を増すわけではないので、注意して下さい。
どちらがいいか好みによると思います。
甘味があるピーマンの方がいいのであれば、赤くなるまで収穫を待ってみる、というのもありだと思います。
赤くなったピーマンのおすすめレシピ
ピーマンが赤くなってしまった場合でも、調理方法に制限があるわけではありません。
緑色のピーマンと同じように色んな料理に使えます。
いくつかおすすめの調理方法をご紹介します。
1.ピーマンのグリル
ピーマンを半分に切り、種とヘタを取り除きます。グリルパンやバーベキューグリルで直火で焼くか、オーブンでローストします。焦げ目がつくまで焼き、香ばしさを引き出します。好みに応じて塩やオリーブオイルをかけて食べると美味しいです。
2.ピーマンの炒め物
ピーマンを細切りにし、ニンニクや玉ねぎと一緒にオリーブオイルで炒めます。塩やこしょうで味付けし、お好みで他の野菜やお肉と一緒に炒めても良いです。
3.ピーマンの詰め物
ピーマンを半分に切り、種とヘタを取り除きます。具材としてご飯やミートソース、チーズなどを詰め、オーブンで焼きます。チーズを加えるととろける食感が楽しめます。
4.ピーマンのサラダ
ピーマンを薄切りにし、レタスやキュウリ、トマトなどの野菜と一緒にサラダにします。ドレッシングやハーブを加えて味付けし、さっぱりとした一品として楽しめます。
これらはピーマンを使った一部の料理例ですが、他にもピーマンを使った料理は多数あります。お好みやアレルギーなどに合わせて、自分に合った調理方法を選んでみてください。
赤くなったピーマンは甘くてフルーティーな味わいがあるので、個人的にはサラダがおすすめです。
実はピーマンとパプリカは同じ
赤や黄色などカラフルでピーマンによく似た野菜であるパプリカ。
ピーマンよりも甘みがあって、サラダなどの生食によく使われています。
実は、ピーマンとパプリカって同じ野菜なんです。
私は似ているけど別の野菜なのだと思ってました
ピーマンとパプリカは両方ともCapsicum annuumという植物の品種の一部であり、成熟すると赤くなることがあります。
一般的に、ピーマンは未熟な状態で収穫され、緑色をしています。
一方、パプリカは完全に成熟した状態で収穫され、赤や黄色、オレンジなどの色をしています。
したがって、赤くなったピーマンは実質的には赤パプリカと呼ぶこともできます。
また、ピーマンとパプリカには栄養面でも共通点があります。
どちらもビタミンC、ビタミンA、食物繊維などが豊富に含まれています。
特に赤くなったピーマンやパプリカには、成熟するにつれてビタミンCの含有量が増加する傾向があります。
ピーマンは赤くなっても大丈夫。好みに応じて使い分けをしよう
ピーマンを初めて育てていて、赤くなったらびっくりしますよね。
ピーマンが赤くなるのは成熟したからなんです。
赤くなったピーマンは、パプリカとも呼ぶこともでき、甘みが増すので、サラダやグリルなどの色んな調理に使えます。
このことを知らなかったら、腐ってしまったと思って、捨ててしまっていたかもしれません・・・。
通常ピーマンは、緑色の状態で収穫します。
でも、これは未熟な状態で、苦味があります。
これがピーマンの特徴であり、美味しいところでもあるのですが、苦手な人も多いです。
でも、熟した赤ピーマンなら甘みも増すので食べられるかも!
好みに合わせて収穫するのもいいかもしれませんね。