初夏のごちそうと言えば、やっぱり枝豆ですよね!
自分で育てた枝豆を収穫して、ビールと一緒に…、なんて想像しただけでワクワクします。
ところが、いざ種を蒔いてみたものの、なかなか芽が出ない…なんて経験はありませんか?
枝豆栽培は家庭菜園初心者でも育てやすい野菜ですが、失敗してしまうこともあります。
実は、私も枝豆栽培は何度か失敗しています。
その内の1つが、枝豆の種を蒔いたけど、芽が出ない、でした。
今回は、「枝豆の芽が出ない」というお悩みを解決するために、枝豆の芽が出ない原因と対策を徹底解説します。
この記事を読めば、芽が出ない、失敗した・・・という悩みも解決できますよ!
枝豆の芽が出ない主な原因5つと対策
枝豆の芽が出ない原因は主に5つあります。
- 種の状態
- 温度
- 水分
- 土壌
- 害虫や鳥の被害
このうちのどれかに当てはまってしまうと、枝豆は芽を出してくれないことが多いです。
種の状態
古い種:種は鮮度が命です。2年以上前の種は発芽率が低くなります。
劣化した種:カビが生えていたり、シワシワになっていたりする種は避けましょう。
傷ついた種:種皮が破損している種は発芽しない可能性があります。
種は植える前くらいに新しい物を買っておきましょう。
昔買ってそのまま置いておいた種は古くなってしまい、発芽率が下がってしまいます。
また、去年できた枝豆をそのまま種をして使うこともできますが、保管状態によってはカビが生えてしまっている種もあります。
この場合も芽が出ないことが多いので、カビが生えてしまった種は使わない方がいいです。
温度
低すぎる:枝豆は20℃~25℃の温暖な環境で発芽します。
15℃以下だと発芽が遅くなり、10℃以下だと発芽しなくなります。
高すぎる:35℃以上になると発芽率が低下します。
枝豆は気温が高すぎても低すぎてもいけません。
種を購入したときに、パッケージの裏に種を蒔く時期が記載されています。
適切な時期に撒くようにしましょう。
住んでいる場所によって、時期が違うのでパッケージの裏を参考にして下さい。
水分
乾燥:発芽には適度な水分が必要です。
土が乾燥しすぎると発芽しません。
過湿:水を与えすぎると種が腐ってしまうことがあります。
土が乾燥しているようなら水やりをして下さい。
特に夏場は暑く、雨も少ないので毎日水やりが必要です。
乾燥し過ぎても発芽しませんし、水やりをし過ぎても種が腐って発芽しないので、適度な水やりを心掛けましょう。
私もついつい水やりをし過ぎたり、ちょっと時間がないとか、面倒とかで水をやらなかったりしちゃいます。
適切な水やりが大切なので、きちんとやりましょうね。
私も心掛けてます。
土壌
酸性:枝豆は弱酸性~中性の土壌を好みます。酸性の土壌だと発芽率が低下します。
固すぎる:種がうまく発芽できるように、土はふかふかにしておきましょう。
栄養不足:堆肥や化成肥料などを混ぜて、土壌の栄養を補給しましょう。
枝豆は根粒菌を生成できる野菜なので、肥料は他の野菜に比べてあまり必要としません。
ある程度苗が育った場合は、逆に肥料の与えすぎはよくないので注意しましょう。
これは全ての野菜に言えることですが、土は植える前はよく耕しておくことが大切です。
固すぎると根も張らなくなってしまいます。
育苗ポットを使って芽出しをしてから植え替えるのもいいですよ!
ポットに使うのは、畑の土よりも培養土がおすすめです。
栄養価もあり、土もフカフカなので発芽しやすいです。
私は育苗ポットを使って芽出しをしてから、畑に植え替える方法もよく使っています。
害虫や鳥の被害
害虫や病気:土壌に害虫や病原菌がいると、種が被害を受けることがあります。
鳥の被害:種を蒔いた後に鳥に食べられてしまうことがあります。
害虫や病気対策としては、枝豆を撒く前に土壌を消化しておくことです。
天地返しという言葉を聞いたことはありますか?
土を掘り返して、内側の土を表面に晒し、日光に当てることで土壌の消化を行う作業です。
こうすることで、土壌改良になり、病気の対策になります。
鳥の被害の対策としては、種を蒔いた後に、ネットや不織布で覆うことです。
ある程度育ったら、ネットなどは外します。
育苗ポットで枝豆を発芽させるときも、ネットや不織布はかけた方がいいです
実践して1番効果があった対策方法
枝豆は家庭菜園初心者でも育てやすいと冒頭でお伝えしました。
実際、私が初めて家庭菜園を始めた時に、枝豆も育てたのですが、とても立派に育ちました。
この画像は初めて収穫した枝豆を茹でてる写真です。
なので、初心者でも育てやすいことは間違いないです。
ですが、何度か枝豆を育てていますが、失敗してしまうこともあります。
この記事でもお伝えしてきましたが、発芽しない、も失敗した事案の1つでした。
その原因と対策を調べ、実践もしてきました。
畑に直播きしたときは、不織布をかけて鳥に食べられないようにしましたし、種を蒔く前は石灰を撒いて土壌改良を行い、よく耕してふかふかの土にしました。
種も植える前に新しい種を買って蒔いたものです。
畑に直播きで発芽しなかった時は、育苗ポットで発芽させることも試みました。
水分の調整も大事なので、育苗ポットを小さい簡易ビニールハウスに入れて発芽を試みたこともあります。
この記事でお伝えした対策を全部やってきたんです。
それでも発芽しなかったことがあります。
そこで、やった方法。
これが1番効果がありました。
それは、室内で発芽させる、です。
お皿とキッチンペーパーがあれば簡単にできます。
どうしても発芽しないという時は、私がやってみて1番効果があったこの方法を試してみて下さいね。
試してみて!室内で枝豆を発芽させる方法
とても簡単にできますし、室内で発芽させるので、温度と水も管理しやすいです。
〇用意するもの
- 枝豆の種
- キッチンペーパー
- お皿
- 霧吹き
〇方法
1.お皿にキッチンペーパーを敷く
2.枝豆の種をキッチンペーパーに重ならないように並べていく
3.霧吹きでシュッシュと水をかける
4.発芽したら、畑か育苗ポットに植える
たったこれだけです!
これが実際に発芽させたときの画像です。
まだ発芽していない枝豆です。
発芽するまでキッチンペーパーが乾燥しないように霧吹きで噴きかけます。
霧吹きで水をかけるときは、あまりビシャビシャにならないように注意して下さいね。
水が多すぎると、カビてしまい、発芽しなくなってしまいます。
そうすると、数日後には芽が出始めました。
これぐらい芽が伸びたら、育苗ポットに植えます。
完全に発芽させたい場合は、まだ育苗ポットに植え直した方がいいと思います。
育苗ポットに植え替えると2,3日で完全に発芽しました。
育苗ポットはもう外でも大丈夫です。
完全に発芽するまではネットなどに掛けて鳥などの被害に遭わないようにしておきましょう。
もう少し芽が伸びたら畑に植え替えます。
どうでしたか?
室内だと温度管理と水の管理がしやすいので、発芽も管理がしやすくなります。
色々試したけど、発芽しないというときは、この方法も試してみて下さい!
枝豆を上手く発芽させる方法まとめ
枝豆の芽が出ない原因と対策をご紹介しました。
「枝豆の芽が出ない」を防ぐ方法のまとめ
- 新鮮な種を使う
- 枝豆の適温は20度~25度
- 土が乾いていたら水やりを。水やりのし過ぎもダメ
- 種を蒔く前はよく耕してフカフカにしておく
- 害虫・鳥の被害を防ぐ対策をしておく
それでもどうしても発芽しない時は、ちょっとひと手間かけてみましょう。
私は実際これで発芽が成功しました!
「発芽しない時のちょっとしたひと手間」
- お皿にキッチンペーパーを敷く
- その上に枝豆の種を重ならないように並べていく
- 発芽するまで、キッチンペーパーが乾燥しないように霧吹きで噴く
- 芽が伸びてきたら、育苗ポットに植える
- 完全に芽が出たら畑またはプランターに植え替える
私も発芽に失敗したことがあったのですが、これをすると発芽率が上がりました。
ちゃんと5つの対策をしているのに、発芽しないという時は、私が実践して効果があったこの方法もぜひ試してみて下さい!
枝豆は、適切な管理をすれば比較的簡単に育てることができます。
今回ご紹介した原因と解決策を参考に、ぜひ挑戦してみてください!