11月になると気温が下がり、家庭菜園を始めるのは難しいと感じるかもしれませんが、実は寒い時期でも育てやすい野菜がたくさんあります。
初心者でも簡単に育てられる野菜を選べば、冬の家庭菜園も楽しく取り組めます。
今回は、11月から育てられるおすすめの野菜5選を紹介し、育て方のコツもわかりやすく解説します!
11月から育てられるおすすめ野菜5選
11月から育てられる野菜の中で、初めて野菜作りに挑戦する、11月から育てるのは初めて、という方でも育てやすい野菜を厳選しました。
11月から育てる野菜の定番中の定番野菜ともいえます。
ぜひ、参考にして下さいね。
小松菜
小松菜は寒さに強く、11月からでも問題なく育てられる野菜です。
栄養価が高く、特にカルシウムや鉄分が豊富で、サラダや炒め物にぴったり。
育て方も簡単で、初心者におすすめです。
「育て方のポイント」
- 日当たりの良い場所で育てる
- 水やりは2〜3日に1回
- 種まきから30日ほどで収穫可能
小松菜は種から育てる野菜です。
発芽しやすく、約1ヶ月で収穫ができるので、初めての方でも育てやすい野菜です。
プランター栽培にもおすすめですよ
ただし、プランター栽培の時は、風通しに気を付けて下さいね。
葉が重ならないように、間引きもしっかり行いましょう。
ルッコラ
ルッコラは、葉っぱにほのかな辛味があり、サラダのアクセントとして人気の野菜です。
寒さに強く、短期間で収穫できるため、11月からの家庭菜園に最適です。
「育て方のポイント」
- 日当たりの良い場所
- 水やりは乾燥させない程度に
- 種まきから1、2か月で収穫が可能
- 霜に注意
- プランター栽培も可能
ルッコラも丈夫で、短期間で収穫ができる野菜です。
寒さに強い野菜ではありますが、霜に当たってしまうと弱ってしまうので、霜に当たらないように注意して下さい。
また、雨風にも弱いです。
プランター栽培なら、雨風が凌げるところで育ててあげましょう。
ルッコラは葉っぱをよくサラダで食べるのが有名ですが、実は花も食べれるんですよ。
花が咲いたら試してみて下さいね。
大根
大根は冬野菜の定番で、寒さに強く、家庭菜園でも簡単に育てられます。
根を深く張るので、広めのスペースが必要ですが、小ぶりの大根の品種であれば、プランターでも育てられます。
プランター栽培の場合は、深さのあるプランターで育てましょう。
本来なら種蒔きは9~10月の間ですが、11月の種蒔きでも間に合います。
収穫は春頃になります。
「育て方のポイント」
- 地植えの場合は、土をふかふかに耕しておく
- プランターで育てる場合は、深さ30cm以上のものを使う
- 水やりは週に1〜2回でOK
- 種まきから約90~100日で収穫可能
- 間引きはしっかりと行う
大根も初心者でも育てやすい野菜なので、ぜひ育ててみて欲しい野菜の1つ。
一見難しそうですが、大根の場合は、種蒔きから育てられ、ほとんど手が掛かりません。
発芽率も高いので、種を蒔くといっぱい芽が出てきます。
大根の栽培で大変なのは、深く耕してふかふかの土にしておくのと、間引きくらいです。
間引きが追いつかないくらい発芽して、気がつくとすぐに大きくなっています。
太く大きな大根を育てるには、株間が必要です。
間引きをして、余裕を持たせないと、他の大根が邪魔をしてしまい、大根が小さいか細い大根になってしまいます。
そらまめ
そらまめは10月~11月に植えて、春に収穫できる野菜です。
時間はかかりますが、育てやすく、実がたくさんなるのが魅力です。
そらまめを家庭菜園で育てると、新鮮な味わいを楽しめます。
「育て方のポイント」
- 11月から育てる場合は苗から
- 種からでも育てられるが鳥に食べられないように対策を
- 冬を越すので、幼苗の状態で冬を越させる
ソラマメも育てやすい野菜です。
1つ注意なのが、冬を越して、春に収穫する野菜のため、苗が大きくなり過ぎないように注意することです。
大きな苗は寒さに弱いんです
サヤエンドウ
サヤエンドウは、甘みが強く、シャキシャキとした食感が楽しめる野菜です。
鞘も食べられるのが特徴ですね。
11月に植えると、冬を越えて春に収穫できます。
支柱を立ててツルを絡ませるので、見た目もかわいらしいです。
「育て方のポイント」
- 収穫が翌年の4月~5月になるので、冬を越させる必要がある
- 寒さには強いが、霜に当たると苗が傷んでしまうのでトンネルをするなどして対策を
- 背丈が伸びてきたら、支柱を立てて誘引する
サヤエンドウも冬を越し、春に収穫する野菜になります。
サヤエンドウはつるありとつるなしがあります。
プランターでの栽培の場合は、つるなしが便利です。
つりありのサヤエンドウの種はこちら
つるなしのサヤエンドウの種はこちら
11月から育てる野菜の基本的な育て方のポイント
11月から野菜を育てる基本的なポイントは4つあります。
- 日当たりと気温管理
- 水やりのタイミングと量
- 室内で栽培する場合は窓側の明るい場所で
- プランター栽培の場合は、深めのプランターで通気性の良いものを使う
日当たりと気温管理
11月は日が短く、気温も低いですが、できるだけ日当たりの良い場所を選びましょう。
寒冷地では、ビニールトンネルや不織布などを使って寒さから守るのが効果的です。
水やりのタイミングと量
寒い季節は水やりの頻度を控えめに。
土が乾いているかどうかを確認してから、水を与えるようにします。
室内での栽培の場合は窓際の明るい場所で育てる
室内で育てる場合は、窓際の明るい場所を選びましょう。
日光が足りない場合は、植物用のLEDライトを使うと良いです。
プランターは深めで通気性の良いものを使う
深めのプランターを使うと、根菜類も育てやすくなります。
小さめの野菜は浅いプランターでもOKですが、通気性の良い土を使うことがポイントです。
初心者が失敗しにくい野菜の育て方のコツ
11月から野菜を育てる場合に気を付けるポイントは、土壌と日照時間です。
寒さに強い野菜を植えますが、霜には弱いなど寒さ対策が必要な場合もあります。
「野菜作りを失敗しないポイント」
1.土壌
土壌作りは野菜作りの基本です。これは季節関係ありません。
元気で立派な野菜を作るには、土壌作りと土壌管理が重要になってきます。
連作障害を起こす野菜は、同じ場所に植えないようにするなど、土壌管理はしっかり行っておきましょう。
育苗ポットやプランター栽培の場合は、市販の野菜用培養土を使えば、初心者でも失敗しにくいのでおすすめです。
私がよく使っている培養土はこれです。
軽くて持ち運びしやすいので、便利です。
野菜もよく育ちますよ!
2.害虫や病気の予防策
冬場は害虫が少なくなりますが、葉っぱが傷んでいる場合は早めに取り除きましょう。
必要に応じて防虫ネットを使うのも良いです。
不織布で覆ったり、トンネル掛けにしておくと害虫の被害が少なくすみます。
防寒対策にもなるので、一石二鳥ですよ。
今回おすすめとして紹介した小松菜は虫にやられやすいです。
不織布やトンネル掛けにしておくと虫の被害を防ぐことができます。
3.室内栽培と屋外栽培の違い
室内栽培は温度が一定で管理しやすいですが、日照時間が足りなくなることも。
外気温が極端に低い地域では、室内での栽培がより適しています。
野菜栽培は失敗がつきものですが、再挑戦が簡単にできるのも家庭菜園の魅力です。
失敗しても気楽に次の種をまいてチャレンジしましょう。
私も種から白菜を育てたのですが、畑に移植する前に枯れてしまって失敗を何度かしてしまいました。
すぐにまた種を蒔いたら芽が出てきてくれたので、無事に畑に移植し、今は順調に育ってくれていますよ
すぐにまた種を蒔いたら芽が出てきてくれたので、無事に畑に移植し、今は順調に育ってくれていますよ
まとめ
11月からでも育てられる野菜は、結構あります。
その中で、初心者でも育てやすいおすすめの野菜を5つご紹介しました。
- 小松菜
- ルッコラ
- 大根
- そらまめ
- サヤエンドウ
全て種から育てることができる野菜です。
冬の家庭菜園は春や夏よりも害虫の心配が少なく、比較的手間がかからないので、ぜひ挑戦してみてくださいね!