かぼちゃは、栽培中に人工授粉を行うことで収穫量が大きく改善します。
自然界では、ミツバチや他の昆虫が花粉を運んで受粉を助けてくれますが、環境によってはそれが十分に行われないことがあります。
そのため、家庭菜園でしっかりと実をつけるためには、人工授粉が有効です。
しかし、まずは雌花と雄花を見分ける必要があります。
いざ人工授粉をしようと思った時に、どれが雄花でどれが雌花か分からないのよ
簡単に分かる見分け方が知りたい
私も雌花と雄花の違いが分からなくて困った経験があります。
でも、意外に簡単に見分けられるので、この記事で見分け方をお伝えしますね。
人工授粉のやり方も一緒にお伝えするので、これでもう大丈夫です!
かぼちゃの雄花と雌花の見分け方は茎の下に膨らみがあるかどうか
かぼちゃの雄花と雌花を見分ける方法は、ずばり茎を見るとすぐに分かります。
茎の下に膨らみがあるかないかです。
それぞれの特徴も具体的にご説明しますね。
- 雄花の特徴
- 茎が細く、まっすぐに伸びている
雄花は、茎がシンプルで細長く、花自体が高い位置に咲いています。
- 中央に花粉を含む雄しべがある
花の中心部には、黄色くて細長い雄しべがあります。この部分から花粉が出ます。
- 実をつけない
雄花は受粉に必要な花粉を提供しますが、実をつけることはありません。
- 雌花の特徴
- 茎が膨らんでいる
雌花は、花の下に丸みのあるふくらみ(これが将来のかぼちゃの実)を持っています。
このふくらみがあるかないかで、雌花か雄花かを簡単に見分けられます。
- 中央に雌しべがある
花の中心に、分岐した形の雌しべがあり、ここに雄花から運ばれた花粉が付くと受粉が完了します。
- 受粉後に実をつける
正しく受粉されると、この雌花がかぼちゃの実に成長します。
この下の画像が雄花です。
茎が細く直線的です。
丸い膨らみもありません。
これが雌花です。
花の下に丸い膨らみがあるのが分かりますか?
茎の下には丸い膨らみがあるのが、かぼちゃの雌花になります。
茎の下に丸い膨らみがあるかどうかで判断できるので、1度覚えると見分けるのは簡単ですね。
かぼちゃの人工授粉のやり方
自然界での受粉は、天候や昆虫の活動に左右されるため、必ずしもすべての雌花が受粉できるわけではありません。
自然に実がなることもありますが、かぼちゃの人工授粉を行わないと、やはり実がなりにくいです。
現に、人工授粉を行わなかったとき、花はたくさん咲きましたが、実がほとんどできませんでした。
人工授粉を行うことで、確実にかぼちゃが育つようにすることができます。
特に家庭菜園では、受粉がうまくいかず実がならないことも多いので、手動で助けてあげると収穫量が上がりますよ。
かぼちゃの人工授粉の方法
人工授粉はとても簡単に行うことができます。
ここではその手順を説明します。
- 雄花を摘む
雄花を確認したら、まずその花を手で摘み取ります。
茎の部分を軽く持ち、花を傷つけないように注意して摘みましょう。
- 雄花の花びらを取り除く
雄花の花びらを慎重に取り除き、中央の雄しべを露出させます。
これで、花粉が取りやすくなります。
3.雄花の雄しべで雌花の雌しべに花粉をつける
次に、雌花の雌しべに雄しべを軽く触れさせて、花粉を移します。
雌しべの先端に花粉がしっかりと付いたことを確認しましょう。
これで人工授粉が完了です。
かぼちゃの人工授粉のタイミング
人工授粉は、朝早い時間帯に行うのがベストです。
かぼちゃの花は朝に開花し、午後には閉じてしまいます。
花が完全に開いている時間を狙って、手早く作業しましょう。
人工授粉後の管理
人工授粉が成功すると、雌花のふくらみが少しずつ大きくなり、かぼちゃの実が成長し始めます。
もし受粉がうまくいかなければ、雌花のふくらみは萎んでしまうので、うまくいかなかったときは再度試みてください。
まとめ
かぼちゃをより多く収穫するには、人工授粉を行うのが良いです。
ですが、人工授粉をさせようにもかぼちゃの雌花と雄花を見分けられなければ、人工授粉も難しいですよね。
かぼちゃの雌花と雄花を見分ける方法は簡単です。
茎の下に丸い膨らみがあるかどうか
膨らみがあるものが雌花、真っ直ぐ伸びていて膨らみがないものが雄花です。
見分けられたら後は、雄花を摘み取って、優しく花びらを取り、中の雄しべを露出させて、雄しべを雌花の中にある雌しべに、ちょんちょんと塗るようにつけれは受粉できます。
かぼちゃの人工授粉もとても簡単にできます。
かぼちゃの雌花と雄花の違いを知り、人工授粉を行うことで、家庭菜園でもしっかりと実をつけることができます。
かぼちゃの栽培は、少し手間がかかるかもしれませんが、その分収穫の喜びもひとしおです。ぜひ、今回紹介した方法を試して、かぼちゃの収穫を楽しんでください!
この記事が参考になると嬉しいです。