かぼちゃの花が「雄花ばかり」「雌花ばかり」咲く原因と対策を徹底解説!

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かぼちゃの実がなりやすくするには、人工授粉を行うといいと別の記事でお話ししました。

 

しかし、かぼちゃの花が雄花しか咲いていない。

または、雌花しか咲いていない。

なんてこと、ありませんか?

 

かぼちゃの花が「雄花ばかり」「雌花ばかり」となると、人工授粉をさせようにもできず、困ってしまいます。

 

私もかぼちゃを人工授粉させようと花を見分けていたら、花はいっぱい咲いているのに、全部雄花で、雌花が1個も咲いていなくて困ったことがありました。

 

 

 

何故、「雄花しか咲かない」「雌花しか咲かない」ということが起こってしまうのか。

この記事では

かぼちゃの花が「雄花ばかり」「雌花ばかり」咲く原因とその解決方法

をお伝えしていきます。

 

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かぼちゃの花が雄花しか咲かないのはつるぼけしているから

 

かぼちゃの葉が多く生い茂っており、蔓がたくさん大きく伸びているのを見ると、順調に育っていると思いますよね。

でも実は、この状態のかぼちゃは葉や蔓を大きくすることに夢中になっていて、生殖まで意識がいっていない状態なんです。

 

これをつるぼけといいます。

 

 

つるぼけしたかぼちゃは、生殖活動を忘れてしまうため、雄花ばかりが咲いてしまうんです。

 

では、つるぼけをする原因は何か。

 

それは、窒素過多です。

 

窒素は葉や茎、蔓の成長に使われる栄養成分です。

窒素の多い肥料が与えられ過ぎて、窒素を使って葉・茎・蔓を成長させることに活発になり、生殖活動を忘れてしまい、雄花ばかりが咲いてしまう、ということです。

 

つまり、雄花ばかりが咲いてしまう原因は、窒素の多い肥料のあげすぎ、ということです。

 

雄花ばかり咲く対策:若干肥料少なめにする方がいい

肥料が少なすぎるのも問題ですが、与えすぎるのもよくないんです。

かぼちゃの場合は、肥料を若干少なめにするくらいがちょうど良いので、追肥をしないでおくか、控えめに追肥をしてみるといいでしょう。

 

 

雌花ばかり咲くのはストレスが原因

 

逆に雄花が咲かず、雌花ばかり咲いてしまうということもあります。

雌花ばかり咲く原因としては、ストレスです。

 

ストレスといってもいくつかストレスの原因があります。

 

  • 育苗ポットが小さ過ぎた
  • 定植の時期が遅かった
  • 肥料(窒素)が不足している

 

肥料(窒素)を与えすぎてしまうと雄花ばかり咲くのに対し、逆に与えなさ過ぎて、肥料不足になっている場合は、雌花しか咲かなくなることがあります。

 

肥料の匙加減、難しいですよね・・・。

 

かぼちゃは少しストレスを与える方がいいと言われるのは、ストレスが掛かっている方が雌花が咲きやすいからです。

ですが、ストレスを与えすぎると雄花が全く咲かなくなってしまうので、ストレスの与えすぎもよくありません。

 

雌花ばかり咲く対策:リン酸やカリウムが多い肥料を与えてみる

 

肥料をちょっと与えてストレスを軽減してあげましょう。

ですが、窒素過多になってしまうと、今度は雄花ばかりになってしまう可能性があるので、肥料はリン酸やカリウムが多い肥料をあげるのがおすすめです。

 

また、雌花が多すぎる場合は、少し摘み取って、雄花が咲くスペースを作ってあげるといいでしょう。

 

まとめ

かぼちゃの栽培って奥が深いといいますか、なかなか難しいですよね。

実をつけるには人工授粉をした方がいいのですが、花が「雄花だけ」「雌花だけ」とどちらか一方の花しか咲かない、という問題も起きることがあります。

 

「雄花しか咲かない原因」

つるぼけしている(窒素過多)

 

「雌花しか咲かない原因」

ストレスが掛かっている(肥料不足、定植時期がズレているなど)

 

肥料のバランスが崩れると、花がどちらかしか咲かなくなってしまいます。

かぼちゃは、若干肥料を少なめにして、少しだけストレスを与えるぐらいがちょうどいいです。

過度なストレスもダメですよ。

 

なかなか難しいですね。

 

かぼちゃの花が「雄花しか咲かない」「雌花しか咲かない」と悩んでいたら、この記事を読んで参考にして下さい。

原因が分かれば対策もしやすいです。

1番の解決方法は、原因を知り、その原因を取り除くことです。

 

かぼちゃの栽培、がんばりましょう!

 

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