暖かい日が続くようになって畑に植えた野菜も生長し始めました。
しかし、その中でもナスの苗はまだ小さく、あまり大きくなっていません。
何故、ナスの苗が大きくならないのか・・・。
同じように悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、
- ナスの苗が大きくならない原因
- 解決策
を詳しく解説します。
ナスの苗が大きくならない原因と解決策
ナスの苗が大きくならない原因は主に7つあります。
それぞれの原因と具体的な解決策をお伝えしていきます。
日当たり不足
ナスは日当たりと風通しの良い環境を好みます。
日当たりが悪いと光合成が十分に行われず、徒長したり、葉が黄色くなったりして、生育不良を起こします。
解決策
- 日当たりの良い場所に苗を移動する。
- 周囲の障害物を撤去して、日当たりを改善する。
- 日照時間が足りない場合は、植物育成ライトを活用する。
水やり不足
ナスは乾燥に弱く、水不足になると萎れたり、葉が黄色くなったりして、生育が阻害されます。
解決策
- 土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与える。
- 朝か夕方に、株元に直接水をあげる。
- プランターで育てている場合は、底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをする。
乾燥を防ぐのに敷き藁を使うといいですよ。
敷き藁はホームセンターで売ってます
肥料不足
ナスは成長期には多くの肥料を必要とします。
肥料不足になると、葉色が薄くなったり、花や実が付きにくくなったりします。
解決策
- 植え付け後と、その後2~3週間ごとに追肥を行う。
- ナス専用の肥料を使用する。
- 葉色や生育状況を見ながら、追肥の量を調整する。
この追肥はついつい忘れてしまいがちなんですよね。
私もよく忘れてしまうのですが、追肥をしないとナスの生育が良くないですね。
カレンダーとかに〇やメモを貼り付けておくと忘れずにできますよ
根詰まり
苗の根が鉢底に達すると、根詰まりを起こして生育不良になることがあります。
解決策
- プランターや鉢植えの場合は、大きめのプランターや鉢に植え替える。
- 地植えの場合は、根を広げられるように土を掘る。
家庭菜園を始めたばかりの頃に農家さんにアドバイスを頂いたのですが、ナスの周りの草むしりの時に、スコップで根本を掘ると空気が入りやすく、土も柔らかくなります。
土が硬過ぎると根も伸びにくくなり、根詰まりを起こしてしまうので、スコップを挿す感じで土を掘ってあげるといいですよ
病害虫被害
ナスは病害虫の被害を受けやすい野菜です。
アブラムシ、ハダニ、疫病、青枯れ病などが原因で、生育不良を起こすことがあります。
解決策
- 病害虫の被害を見つけたら、早めに対処する。
- 薬剤を使用する
- 予防的に、防虫ネットなどを利用する。
農薬や殺虫剤を使いたくない場合は、手作りの虫除けスプレーと防虫ネットやナスのコンパニオンプランツを植える対策をするのがおすすめです。
私は手作りの虫除けスプレーを定期的にして、ナスの近くにコンパニオンプランツであるマリーゴールドを植えてます。
マリーゴールドをナスと一緒に植えることで、虫除けだけでなく、土壌改善・病害予防効果が期待できるのでおすすめですよ!
品種
ナスには早生種、中生種、晩生種など、さまざまな品種があります。
地域や栽培時期に合っていない品種を選んでしまうと育ちが悪くなります。
解決策
- 地域や栽培時期に合った品種を選ぶ。
- 小苗ではなく、ある程度育った苗を購入する。
ホームセンターに行くと苗がたくさん売られています。
どの品種を買ったらいいのかよく分からないですよね。
品種も書いてあるのはもちろん、POPに植え付け時期や収穫時期も書いてくれてるので、それを参考にするといいですよ!
スタッフさんに聞いても相談に乗ってくれます
連作障害
ナスは連作障害があるので、ナス科を育てた場所で、連続で育てると生育が悪くなったり、病気になりやすくなります。
解決策
- 少なくとも4、5年は間隔を開ける
場所がなく難しいという場合は、接ぎ木苗を購入すると連続で育てることができますよ!
まとめ
茄子苗が大きくならない原因は、色々あります。
- 日当たり不足
- 水やり不足
- 肥料不足
- 根詰まり
- 病害虫被害
- 品種
- 連作障害
など、さまざまなものが考えられます。
他にもまだ寒い時期に植えてしまった場合は気温が低いという場合も、苗が大きくならない原因になります。
この場合は、トンネル掛けや、支柱と袋を使って行燈にするなどすると保温効果があります。
ナスの苗が元気ない、大きくならないでお困りの方はこの記事を参考にしてみて下さい。
苗が大きく元気に育って、美味しい実がなってくれるといいですね!
お互い家庭菜園頑張りましょう。