きゅうりの後に植えられる野菜は?連作障害を防ぎ、賢く野菜リレーをしよう

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夏が終わる頃、育てていたきゅうりが終わってきたのではないでしょうか?

そろそろ次の野菜を。

 

 

でも、きゅうりの後に何の野菜を植えたらいいのか分からない

 

こんな方は多いのではないでしょうか?

どんな野菜でもいいのか。

きゅうりの後に植えたらダメな野菜はあるのか?

 

 

私も家庭菜園を始めたばかりの頃は、全然分からなかったです

 

野菜の中には、連作すると「連作障害」を引き起こす野菜もあり、また、後作に植えない方がいい野菜もあります。

 

 

「連作障害」とは、土壌中の栄養バランスを崩してしまい、病害虫の発生を招いて、病気になってしまうことをいいます。

 

きゅうりも「連作障害」を起こしてしまう野菜の1つ。

なので、きゅうりの後に、きゅうりを植えてはいけません

 

 

じゃあ、何の野菜ならいいの?

 

そこで、この記事では、

 

  • きゅうりの後に植えれる野菜
  • きゅうりの後に植えれる野菜の中でおすすめの野菜
  • きゅうりの後に植えてはいけない野菜

 

をご紹介していきます。

 

 

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きゅうりの後作は玉ねぎやスナップエンドウなど科が違う野菜が良い

   

きゅうりは連作障害が起きる野菜であるとお伝えしました。

なので、きゅうりはもちろん、きゅうりと同じウリ科の野菜(かぼちゃ、スイカ)もきゅうりの後には植えない方がいいです。

 

きゅうりの後に植える野菜は、きゅうりとは違う科の野菜を植えるといいでしょう。

ただし、きゅうりなどのウリ科ではないですが、なすびやトマトなどのナスは相性が悪いので、きゅうりの後作には向いていません。

 

「きゅうりの後に植えてもいい野菜」

  • 葉菜類:レタス、小松菜、春菊、ホウレンソウなど
  • マメ科:大豆、インゲンマメ、スナップエンドウなど
  • キク科:レタス、春菊など
  • ネギ科:玉ねぎ、にんにく

 

 

きゅうりの後に植える野菜は、時期的には秋ごろに植え付ける野菜なので、秋ごろから植え付け時期となる、スナップエンドウ、玉ねぎ、にんにくが特におすすめです。

 

スナップエンドウとニンニクは10月、玉ねぎは11月が最適な植え付け時期です。

きゅうりが終わった時期にちょうどいい野菜で、どれも初心者でも育てやすい野菜なので、おすすめですよ。

 

 

きゅうりの後に植えない方がいい野菜

 

きゅうりの後に植えない方がいい野菜は以下のものがあります。

 

ウリ科: カボチャ、スイカなど(連作障害のリスクが高い)

ナス科: トマト、ナス、ピーマンなど(きゅうりと相性が悪いので混色も不可)

 

他にも、根野菜の大根、人参もきゅうりの後に植えない方がいい野菜です。

 

きゅうりはカリウムを多く必要とする植物です。

そのため、きゅうりを栽培した後は、土壌中のカリウムが不足している可能性があります。大根や人参もカリウムを必要とするため、カリウム不足によって生育が阻害されることがあります。

 

また、きゅうりは比較的浅く横に広がる根を持つ植物です。

きゅうりを栽培した後は、土壌の上層部がきゅうりの根で占められている可能性があります。

大根や人参は深くまで根を伸ばすため、キュウリの根と養分や水分を奪い合うことになり、生育が阻害されることがあります。

 

 

連作障害が起きる理由と防ぐ対策

 

きゅうりも連作障害が起きる野菜ですが、なぜ連作障害が起きるのでしょうか?

ここで連作障害について解説と対策をお伝えしておきます。

 

連作障害は、同じ種類の植物を同じ場所で繰り返し栽培することで起こる現象です。

主な原因としては、以下のものが挙げられます。

 

「連作障害の主な原因」

  • 土壌中の栄養バランスの偏り: 特定の栄養分が過剰になったり不足したりすることで、次の作物の生育が阻害されます。
  • 病害虫の発生: 前作の病害虫の卵や幼虫が土中に残っていたり、同じ種類の植物を好む病害虫が再び発生したりします。
  • 根分泌物の影響: 植物は根から様々な物質を分泌しますが、同じ種類の植物が分泌する物質が蓄積することで、生育に悪影響を与えることがあります。

 

 

連作障害を防ぐ対策は、同じ場所に植えないことです。

そして、きゅうりの後に植えてもいい野菜を植えて、異なる野菜を順番に育てることで連作障害を防ぐことができます。

 

「連作障害を防ぐ対策」

  • 輪作: 同じ種類の植物を同じ場所で続けて栽培するのではなく、異なる種類の野菜を順番に栽培することで、病害虫の発生や土壌の養分不足を防ぎます。
  • 緑肥: マメ科植物などを栽培し、土中にすき込むことで、土壌の有機物を増やし、土壌改良を行います。
  • 堆肥の施用: 堆肥を施すことで、土壌の物理性や化学性を改善し、土壌中の微生物の活動を活発にします。
  • 土壌消毒: 土壌に高温蒸気をあてるなどして、病原菌や害虫を殺菌します。

 

 

畑が狭い、スペースが限られているなど、どうしても難しい場合もありますよね。

そういう時は土壌消毒をしましょう。

 

 

きゅうりは夏野菜なので、きゅうりが終わる頃もまだ気温が高い日が多いです。

その気温と太陽を利用して、きゅうりを育てていた場所の消毒を行いましょう。

 

やり方は簡単です。

土を掘り起こしてひっくり返して、一定期間太陽に晒すだけです。

 

 

土壌消毒をしても、きゅうりの後に植えない方がいい野菜を植えてしまうリスクは完全には消せません。

きゅうりの後は、違う科の野菜、先ほどおすすめした、きゅうりの後に植えてもいい野菜を植えて、輪作をしていきましょう。

 

連作障害の軽減材というのもあります。

土に撒くだけで、連作障害を軽減できます。

※完全に防げるわけではありません。

土をひっくり返して、日光にさらして・・・といった手間と時間を省きたい方は、こういった商品を使ってみるのもおすすめです。

 

 

 

 

 

まとめ

きゅうりの後に植えられる野菜は、きゅうりとは違う科の野菜です。

ただし、きゅうりとは違う科でもナスやトマトなどのナス科、大根や人参などの地中深くに根を張る野菜はきゅうりの後には植えない方がいいです。

 

「きゅうりの後に植えない方がいい野菜」

  • ウリ科:きゅうり、かぼちゃ、スイカ
  • ナス科:ナス、トマト、ピーマン
  • 地中深くに根を張る根野菜:大根、ニンジン

 

上記以外の野菜であれば、きゅうりの後に植えても大丈夫です。

きゅうりが終わる頃は、秋ですね。

秋から育てられる野菜で、きゅうりの後に植えられる野菜の中で特におすすめなのが、

  • スナップエンドウ
  • ニンニク
  • 玉ねぎ

です。

 

この3つは、どれも初心者でも育てやすい野菜なので、ぜひ挑戦してみて下さいね。

 

きゅうりの後に野菜を植える前に、土に撒いて連作障害を軽減してくれる軽減材を撒くのもおすすめです。

 

 

 

土壌消毒のやり方はこちらの記事に詳しく書いているので、こちらも参考にして下さいね。

 

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