とうもろこしの栽培方法・育て方【種蒔き~収穫まで】

とうもろこし

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甘くて美味しいとうもろこし。

とうもろこしって育てるのが難しいそう……。

そう思っていませんか?

とうもろこしは初心者でも作れる野菜なんですよ!

この記事では、とうもろこしの種蒔き~収穫まで、とうもろこしの育て方を写真付きでご紹介していきます。

 



 

とうもろこし栽培のコツ

 

  • 日当たりの良い場所に植える

とうもろこしは日当たりの良い場所を好みます。また高温も好むので、とうもろこしを育てる場所は、日当たりの良い場所に植えてあげることが、上手く育てるポイント・コツとなります。

  • 土は深めに耕し、肥料は多めに

とうもろこしは根が深くまっすぐに張るので、土は深めに耕しておきましょう。

長く上に伸びるとうもろこしは、養分も多く必要となります。

  • 受粉

確実に受粉を行うために、同じ場所に同種のとうもろこしを複数本、畝の幅に余裕があるなら2列で植えましょう。

また、人工授粉をしてあげるのも実が確実になるコツです。


とうもろこし栽培時期

 

とうもろこしは春に植える野菜です。

【種蒔きの時期】3月下旬~4月上旬

【苗の植え付け】4月~5月

【収穫時期】種蒔きから3ヶ月後の6月中旬以降

とうもろこしの種を買った時に、パッケージの後ろにある栽培時期と地域を見ながら蒔きましょう。

とうもろこしの種はこちら

 

 


とうもろこしの栽培方法・育て方

 

とうもろこしはプランターでも畑でも育てることができる野菜です。

ここでは畑に種を直播して育てる方法をご紹介していきます。

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畑の準備

どの野菜でも同じですが、植える前には畑の準備が必要となります。

とうもろこしは根が地中深くまっすぐに伸びます。そのため土は深めに耕しておきましょう。

種蒔きの2週間前までに苦土石灰を入れて耕しておきます。

 

植える直前に石灰を入れてしまうと根を傷つけてしまうことがあるため、必ず2週間は期間を開けましょう。石灰によってはすぐに植え付けてもいい石灰もありますよ!

すぐに植え付けられる石灰はこちら

 

植え付け・種蒔きの1週間前になったら元肥を入れて平畝を作っておきます。

畝は土をよく耕してから作るのがポイントです。

種蒔き

気温が高くなってから直蒔きをします。

種を蒔く前に一晩水に浸しておくと芽が出やすく、発芽時期も揃いやすくなります

種の蒔き方

1か所に種を3~4粒まきます。

指の第一関節まで土に押し込んで、表面の土を平にしておきます。

種を蒔いたら、たっぷりと水をあげます。芽が出るまでの間は、土が乾いていたら水をあげるようにしましょう。

種を鳥などに食べられてしまうことがあるので、蒔いた直後に防鳥ネットや不織布などをかけるといいです。

種を蒔いてから7~10日で芽が出てきます。

気温が低いと発芽が遅れることもあります。

間引き

苗の丈が15~20cm、本葉が5~6枚になったころに、育ちの良い株を1本だけ残して、他の苗は間引きします。

追肥と土寄せ

苗の丈が40~50cmになった頃に1回目の追肥をします。

株元に肥料を撒き、根が出ていたらしっかりと土を寄せて根を隠すように土を被せてあげます。

株の先端にあるのが雄穂です。

この雄穂ができ始めた頃に2回目の追肥と土寄せを行います。

受粉

葉と茎の間にひげ(絹糸)のようなものができ始めました。これが雌穂です。

とうもろこしは雄穂の花粉が雌穂のひげに付着して受粉します。

自然に受粉しますが、人工授粉をさせておくと実が確実になります。

この雄穂を1本取って、

雌穂のひげにちょんちょんと擦りつけます。

これで受粉できます。

摘果

とうもろこしは1株に2~3本の雌穂ができます。

実入りの良いとうもろこしを収穫するには、1株に1つの雌穂を残してあとは摘果します。

生育の良い1番上にある雌穂を残して、他の雌穂は摘み取ります。

下の方についた雌穂は、小さいうちに摘果するとヤングコーンとして食べることができますよ。

害獣・鳥害対策

実が大きくなってきたら、カラスなどの鳥にやられてしまいます。

また収穫時期になる頃に、収穫直前のとうもろこしを猿などの害獣に持っていかれることもあります。

実際、何本かやられてしまいました……。

対策としては、防鳥ネットや糸を張っておくと被害に遭いにくいです。

実があるところだけでも防鳥ネットでぐるぐる巻きにして囲っておけば、ある程度は防げます。

このネットを張ってから猿に持っていかれることはなくなりました。

取りにくいものだと分かると諦めてくれることもあるようです。

防鳥ネットはこちら

 

害獣対策としてネットで検索すると、空のペットボトルの底にとうもろこしの実を入れられるくらいの穴を開けて、それを実に被せるということをされている方もいました。

収穫

ひげが濃い茶色に縮れてきたら収穫適期です。

手で実を押すと手応えを感じる、外皮を少しだけ剝いて黄色くなっている、実が膨らんでいるかどうかを確認します。

収穫する方法は、実の付け根をハサミなどで切るか、実を下に倒しながらねじるようにして取ります。

収穫したら早めに食べてしまいましょう。

収穫後数時間で甘さが落ちてしまうので、早めに茹でておきます。

すぐに食べない場合は、茹でてから冷凍しておきましょう。

茹でたら黄色が増して、艶が出ました。

甘くてとっても美味しいです。


まとめ

 

いかがでしたか?

思ったより手間がかからなかったと思いませんか?

とうもろこしを上手く育てるコツとしては

  1. 日当たりの良い場所に植える
  2. 肥料は多めに、深く耕す
  3. 受粉
  4. 害鳥・害獣対策
  5. 収穫時期の見極め

です。

特に3の受粉は大事です。受粉しなければ、実も育ちませんからね。

そして、今回、猿に被害に悩まされました。

防鳥ネットで防げましたが、甘味のあるとうもろこしは猿の好物らしく、被害に遭いやすいです。

害獣・害鳥対策も必要だと痛感しました。

初めての方でも育てられる野菜なので、ぜひ作ってみて下さい。

取れたての甘いとうもろこし、とても美味しいですよ!

 

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