育苗ポットで苗を育てる場合の土は何を使ったらいい?土選び完全ガイド

お悩み・疑問

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野菜を育てる上で、土選びは非常に重要な要素です。

特に、種から苗を育てる場合は、苗の生育を左右する土壌環境を整えることが、後の成長に大きく影響します。

適した土でないと、せっかく種を蒔いても、発芽しなかったり、苗が成長しなかったりと、苗が上手く育たないこともあります。

 

じゃあ、どんな土を選んだらいいのか?

土といっても園芸用の土は色々ある。どれを使ったらいいのか?

 

悩みますよね。

初めて家庭菜園をされる方でも、培養土や腐葉土という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。

でも、その違いがよく分からない、という方も多いと思います。

 

そんな方のために、

今回は、

  • 育苗ポットで苗を育てる場合の土の選び方
  • 畑の土を育苗ポットに入れて種から苗に育てることができるのか
  • 堆肥・培養土・腐葉土の違い、
  • おすすめの培養土
  • 培養土を自分で作る方法

まで、詳しく解説していきます。

 

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育苗ポットで苗を育てる場合は、培養土がおすすめ

 

育苗ポットで種を蒔く場合の土は何を使うべきか?

野菜作りにとって大切なことは、「良い土」で育てることです。

土作りが、元気な野菜を育てる重要な要素です。

これは育苗ポットに種を蒔き、苗を育てる場合も同じです。

育苗ポットに種を蒔き、小さな苗を育てる段階では、保水性が高く、通気性も良い土が理想です。

それに適した土が、培養土です。

培養土は、種の発芽に必要な栄養分がバランスよく配合されており、通気性・排水性も優れているため、種が腐りにくく、根がしっかりと張ることができます。

 

「培養土を使うメリット」

  • 発芽率が高い
  • 根張りが良い
  • 病害虫のリスクが少ない
  • 扱いやすい

 

 

「培養土を選ぶ際のポイント」

  • 保水性: 水をしっかりと保持し、種や苗が乾燥しないようにします。
  • 通気性: 根が呼吸しやすいように、空気が通りやすい土壌であることが重要です。
  • 栄養分: 種の発芽や苗の初期成長に必要な栄養分がバランスよく含まれているかを確認しましょう。
  • 病害虫: 病害虫の発生を抑えるための成分が含まれているものもあります。

 

「おすすめの培養土」

  • 種まき・挿し木用の培養土: 初期成長に最適な栄養分が配合されています。
  • バーミキュライト: 保水性と通気性に優れており、種まきや挿し木に広く利用されています。

 

 

市販の培養土には、花用、野菜用、花と野菜両方に使える用など様々です。

今回は、野菜の種を育苗ポットに撒いて苗を育てるので、野菜用の培養土か花と野菜両方使える培養土を使いましょう。

 

「すぐに使えます」と記載されたものがおすすめです。

 

 

 

 

畑の土を育苗ポットに入れて種から育てることは可能か?

 

畑の土をそのまま育苗ポットに入れて種を蒔くことは、必ずしもおすすめできません。

畑の土には、雑草の種、病害虫、未分解の有機物などが含まれている可能性があり、苗の生育を阻害したり、病気を引き起こす原因になることがあります。

 

畑で野菜を育てているので、畑の土を育苗ポットに入れて、そこに種を蒔いて苗を育てることを試みたことがあります。

培養土に比べると発芽率が低く、苗も上手く育たないことが多かったです。

 

畑の土を完全に使用できないわけではありません。

畑の土を使って苗を育てることももちろんできますが、培養土に比べると、病気になり、畑に移植する前に枯れてしまったりと、育てるのが少し難しいと思いました。

 

「畑の土を使う場合の注意点」

  • 殺菌処理: 畑の土は、必ず殺菌処理を行い、雑菌や病害虫を駆除する必要があります。
  • ふるい分け: 畑の土は、ふるいにかけて大きな石やゴミを取り除く必要があります。
  • 肥料の追加: 畑の土は栄養分が不足している場合があるため、肥料を適量加える必要があります。

 

 

畑の土に肥料を混ぜて育てましたが、培養土の方がよく育ちましたよ。

 

 

また、畑の土は草の種も潜んでいることが多く、肝心の野菜の芽ではなく、草の芽ばかり生えてきてしまったこともあります。

野菜の芽が出てきても、周りから草もたくさん生えてきて、草抜きもこまめにしないといけないですし、草に栄養を取られて肝心の苗が枯れてしまった・・・という経験もあります。

 

初めて育てた野菜の場合、草と野菜の芽の区別がつかなくて、困ったこともありました

 

 

 

畑の土を使って苗を育てるときは、いまだに野菜と草の芽の区別がつかず、成長するまで見守っていたら、全部草だった・・・という失敗をする時もあります。

 

筆者の経験から言うと、培養土の方が分かりやすいし、手入れも楽なので、お金かかりますが、培養土を使った方がいいと思います。

 

 

堆肥、培養土、腐葉土の違い

 

培養土のお話しをこの記事ではしてきましたが、

野菜作りで使う土ってたくさんあって区別がつかない、

よく分からない、

という方も多いと思います。

 

正直、筆者もなんとなく、これはここの場面で使う、くらいの感覚で使っていました。

育苗ポットに使う土買わなきゃ、となった時、あの土ってどういんだっけ?

培養土?腐葉土?え?どっち?

とネットで買う時も困ったことがあります。

 

使うシーンと名前を覚えておくといいので、まとめておきました。

 

・堆肥: 家畜の糞尿や植物残渣などを堆積発酵させた有機肥料です。土壌改良の効果が高く、土壌の団粒構造を改善し、保水性・通気性を向上させ、土をふかふかにしてくれます。

土に混ぜて使います

・培養土: 植物の生育に適したように、様々な材料を配合して作られた人工的な土です。種まき用、植え替え用など、用途に合わせて様々な種類があります。

これだけで野菜や花を育てることができます

・腐葉土: 植物の葉や茎などが微生物によって分解された有機物です。土壌改良材として使用され、土壌の保水性や通気性を向上させます。

土壌改良用のため、腐葉土だけで野菜や花を育てることはできません

 

特に間違えやすいのが、腐葉土と培養土。

私もこんがらがっていたことがありました。

 

  • 培養土は、これだけで野菜を育てられる
  • 腐葉土は、土壌改良に使うもので、腐葉土だけでは野菜を育てることはできない

 

と覚えておくと分かりやすいですよ!

 

 

おすすめの培養土

 

筆者が実際に使っている培養土をご紹介します。

 

「野菜栽培におすすめの培養土」

 

1.自然応用科学 プレミアムACE花と野菜の培養土 14L

 

 

これは筆者も長年愛用している培養土です。

軽いので、持ち運びも便利です。

〇特長

【Amazon.co.jp限定】販売商品。

●アマゾンカスタマーレビューから生まれた新開発の配合商品。
●軽くて使いやすく、そのまま使える培養土です。
●速く効く肥料と根が直接触れても痛まない「100日間」ゆっくり長く効く肥料を配合。
●善玉微生物を配合しており、土の団粒化を促し根の老廃物を分解することで、土が若返り栽培に適した土壌環境をつくる。
●カルシウムを配合しており、健康で丈夫な植物を育てる。

 

〇原材料・成分

パーク堆肥

 

このまますぐに使えます。

この培養土を育苗ポットに入れて、種を蒔くだけ。

軽いので、初めての方や女性の方に特におすすめですよ。

 

 

2.米沢園芸オリジナル 花と野菜の土(このまま使える園芸用土)

 

これも筆者が愛用している培養土です。

先に紹介した自然科学の応用科学の培養土よりも価格が安く、3つセットで購入するので、1袋あたりの値段が1,000円を切ります

現時点では、1袋あたり815円!

 

 

筆者は楽天ユーザーなので、お買い物マラソンや楽天スーパーセールなど、ポイントが倍になるときに購入します。

 

〇特長

  • 米沢園芸オリジナル商品
  • 米沢園芸本店だけでも年間1万個以上売れている・店内でも使用
  • 原材料・成分が豊富に含まれている
  • 保水性・通気性に優れている
  • 初心者でも使いやすい
  •  草花・野菜・植木・球根等にこのまま使える
  • まとめ買いに。1袋あたりの価格が1000円を切る。安い。

 

〇原材料・成分

バーク堆肥・ボラ土・赤玉土・牛ふん堆肥・焼成土・鹿屋土・パーライト・ゼオライト(根腐れ防止剤)・ホワイトカリウ・緩効性肥料

 

 

ふかふかの土です。

ただ、最初に紹介した培養土よりちょっと重いのですが、1袋ずつなら十分運べます。

 

 

 

「培養土を選ぶ際のポイント」

  • 野菜の種類: 葉物野菜、果菜類など、野菜の種類によって必要な栄養分が異なる。
  • 栽培環境: 室内栽培、ベランダ栽培など、栽培環境によって選ぶ培養土が異なる。
  • 土壌の性質: 自宅の庭の土壌が酸性かアルカリ性かなど、土壌の性質によって調整が必要な場合がある。

 

私は野菜も花にも両方つかえる培養土を使っています。

育苗ポットで育てる時、などの文言が入っていて、「このまま使える」「すぐ使える」と記載があるものを選ぶといいですよ!

 

 

 

「培養土の種類と特徴」

  • 一般的な培養土: 多様な植物に対応できる万能タイプ。
  • 野菜用培養土: 野菜の生育に必要な栄養分がバランスよく配合されている。
  • ハーブ用培養土: ハーブの生育に適した、通気性と排水性に優れたタイプ。
  • 種まき・挿し木用培養土: 種の発芽や挿し木の活着を促す、細かい粒子のタイプ。

 

 

培養土を自分で作る方法

 

培養土は自分で作ることもできます。

手間が掛かりますが、コストは削減できるので、挑戦してみて下さい。

メリット・デメリットも合わせてご紹介しておきます。

 

「培養土を自作するメリット」

  • コスト削減: 市販の培養土を購入するよりも費用を抑えられる。
  • カスタマイズ: 植物の種類や生育ステージに合わせて、最適な配合を作ることができる。
  • リサイクル: 家庭菜園などで出た植物の残渣などを利用できる。

 

「培養土を自作するデメリット」

  • 手間がかかる: 材料を調達し、配合する手間が必要。
  • 知識が必要: 植物の生育に必要な栄養分や土壌環境についてある程度の知識が必要。
  • 失敗する可能性: 配合を間違えると、植物の生育を阻害する可能性がある。

 

 

「培養土の作り方」

〇必要なもの

  • 基本用土: 赤玉土、鹿沼土、バーミキュライトなど
  • 補助用土: 腐葉土、堆肥、パーライトなど
  • 肥料: 化成肥料、有機肥料など
  • ふるい: 土を均一にするために使用
  • 容器: 土を混ぜ合わせるための容器

 

〇作り方

1.材料の準備

育てたい植物の種類や生育ステージに合わせて、必要な材料を準備します。

 

2.配合

各材料を、植物の種類や生育ステージに合った割合で混ぜ合わせます。

 

3.ふるいにかける

土を均一にするために、ふるいにかけて大きな粒を取り除きます。

 

4.殺菌

畑の土を使う場合は、必ず殺菌処理を行います。

夏場なら土を新聞紙などに広げて、太陽光に当てておくだけでも殺菌効果がありますよ。

 

5.使う

鉢やプランターに詰めて、植物を植え付けます。

 

◇培養土の配合例

一般的な配合例: 赤玉土7:腐葉土3

水はけをよくしたい場合: 赤玉土8:腐葉土2

保水力を高めたい場合: 赤玉土6:腐葉土4

 

▼注意点

植物の種類: すべての植物に同じ配合が適するわけではありません。

生育ステージ: 種まき、苗の定植、開花期など、生育ステージによって最適な配合は異なります。

季節: 季節によって、植物の生育に必要な栄養分は変化します。

地域: 地域の気候や土壌によって、最適な配合は異なります。

 

 

培養土を自分で作ると、コストを削減できますが、手間と知識も必要になるので、上手くいかないこともあります。

 

 

私は培養土を作る時間を野菜の手入れに使いたいと思ったので、自分では作っていません。

配合割合などの知識もいるので、作ろう!という気にもなれないので、市販の培養土を愛用しています。

腐葉土は自分で作ることを試みていて、今はまだお試し段階ですが、上手くいけば腐葉土は自作していこうと思っています。

 

失敗したくない。

手間と時間が惜しい。

なんか難しそう。

と筆者と同じように思う方は、市販の培養土を使いましょうね。

その方が安心です。

 

安くて、初心者でも使えるおすすめの培養土

原材料も多く、丈夫な苗を育てるのに最適です!

 

 

 

 

まとめ

元気な野菜を育てるのも、育苗ポットに種を蒔いて苗を育てるのも、土が重要になってきます。

失敗なく、元気な苗を育てるには良い土が必要になってきます。

その「良い土」とは、保水性が高く、通気性も良い土です。

なので、育苗ポットで苗を育てるための土は、

  • 保水性が高い
  • 通気性が良い
  • 栄養がある

土を選ばなければなりません。

 

畑の土を使って苗を育てることもできますが、栄養が落ちていたり、水捌けが悪くなっていたり、病気を持っていたりと、リスクもあります。

また、筆者の経験から、草の種が潜んでいることが大半なので、肝心の野菜の芽ではなく、育苗ポットに草が生えて、草を育ててる、ということもあります。

 

初めて育てる野菜は特に野菜の芽が分からなくて、草なのか野菜の芽なのか区別できないこともありました。

 

 

手軽に、リスク少なく育苗ポットで苗を育てる土は、

培養土

を使うのがおすすめです。

 

培養土は、栄養バランスが良く、保水性も高く、通気性も良い土で、まさに育苗ポットで苗を育てるにふさわしい土です。

 

培養土さえあれば、培養土だけで苗を育てることができます。

肥料を入れたりする必要もありません。

 

この培養土は、自分で作ることもできますが、

 

手間と時間が掛かる

配合の知識が必要

失敗するリスクがある

 

といったことから、筆者は自分では作っていません。

 

正直、買った方が楽で、早い。安心です。

 

最後に、筆者が今、実際に使っているおすすめの培養土を載せておくので、よかったら使ってみて下さいね。

すぐに使える培養土なので、買ったらすぐに種を蒔いて、苗を育てることができますよ。

 

 

軽いので、持ち運びも便利です。

 

価格が安い方がいい

まとめて買っておきたい

という方にはこちらがおすすめ。

1袋あたりの値段は1,000円切ります!

栄養価も高く、丈夫な苗が育ちます。

これも筆者愛用品です。

ただ、最初に紹介した培養土よりも少し重いですが、ネットなので配送してくれますし、1袋ずつなら持ち運べます。

楽天ポイントが倍になるときやセール時に買っておくことが多いです。

これもこのまま使えますよ!

 

 

参考にして下さいね。

 

 

 

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